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特定求職者雇用開発助成金(生活保護受給者等雇用開発コース)について(2024/3/10)

この助成金は、生活保護受給者生活困窮者の方々の就職を促進するため、対象労働者を雇い入れる事業主に対して支給するものです。

対象となる労働者
雇い入れ日において、3か月を超えて①~③のいづれかの支援を受けている生活保護受給者または生活困窮者を、ハローワークなどの紹介により、継続して雇用する労働者(雇用保険の一般労働者)として雇い入れる事業主に助成金が支給されます。

①地方公共団体からの支援要請に基づくハローワークにおける支援
②地方公共団体における被保護者就労支援事業による支援
③地方公共団体における生活困窮者自立相談支援事業による就労支援

原則の助成期間は1年間、支給総額は60万円(半期ごとに30万円の支給)となります。
就職が困難な状況にある方を雇い入れる事業主に対するインセンティブです。

私自身が生活保護の相談員をしていることもあり、上記助成金について非常に興味がありました。
上手に利用している事業主が少ないように思っていたからです。
愛知労働局でお話を伺ったところ、上記助成金の利用は少ないとのことでした。

上記下線部が分かりにくいので説明します。
ハローワークなどの紹介・・・ハローワーク、運輸局、特定地方公共団体(無料職業紹介事業を行う地方公共団体)、有料・無料職業紹介事業、無料船員職業紹介事業者を指します。

継続して雇用する労働者(雇用保険の一般労働者)・・・無期雇用・有期雇用共に問題ありません。但し、有期雇用については2年以上雇用が見込まれる必要がるため、労働条件通知書に「自動更新」との明記が必要となります。


私自身が上記助成金について気にしていたところ、以前より存じ上げていた有限会社ウィルワーク・代表澤田氏とお話する機会があり、この助成金についての話に及びました。澤田氏はこの助成金について知っておられ、また紹介先企業に活用するように促されていました。このような経緯があり、当事務所は有限会社ウィルワークへ協力を申し出ました。


有限会社ウィルワーク・代表澤田氏は平成19年から釧路市福祉事務所の就労支援を行い、北海道を中心に行政からの要請で自立支援事業所を展開しています。現在は北海道・東北・関東・中部と活動範囲を広げ、有料職業紹介事業者として各自治体の就労支援を行われています。

有限会社ウィルワーク・企業概要・沿革についてはコチラ






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