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9割に法違反確認 受入れ先急増で労災多発 宮城労働局・技能実習監督(2024/12/4)

宮城労働局(小宅栄作局長)は、外国人技能実習生が在籍する事業場を対象に実施した令和5年の監督指導結果を明らかにした。118事業場で違反を確認し、違反率は過去5年で最も高い87.4%に上っている。同労働局監督課は、「技能実習生の増加に伴い、労働災害が増えている。労災を端緒とした監督も行っているため、違反率の上昇につながっている」と指摘。同県内では技能実習生が大幅に増加しており、5年は前年比1004人増の4875人となった。

 違反事項別でみると、「安全基準」に関する違反が42事業場(31.1%)で最も多かった。「健康診断結果についての医師等からの意見聴取」と「割増賃金の支払い」がそれぞれ38事業場(28.1%)、「労働時間」が26事業場(19.3%)で続いている。

 安全基準に関する違反は、とくに食料品製造業でめだっている。監督を実施した47事業場のうち、約6割の26事業場で安全基準に違反していた。

 実際に監督した事例では、機械を稼働させたまま清掃をしていた労働者が、ゴミを拾おうとして機械の上に手を置いてしまい、指を巻き込まれた労災を端緒とするものがあった。

(以上 労働新聞より)

「ビジネスと人権」では「安全で健康的な労働環境」は本当に大切なのです。労働者の人権を守る一丁目一番地なのです。日本語に不慣れな外国人労働者に対して、どの様に教育するかは最重要課題です。痛ましい労働災害が無いことを切に願っています。

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