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500社超に是正指導 時間外の上限規制違反 東京労働局(2024/12/14)

時間外労働の上限規制違反で500事業場超を指導――東京労働局は、令和5年に管内18労働基準監督署が実施した定期監督の結果を公表した。監督に入った1万4883事業場のうち、1万119事業場(68.0%)で労働基準関係法令の違反がみられ、是正指導を行っている。労基法第36条に定める上限規制に違反していたのは513事業場(3.4%)だった。厚生労働省がまとめた全国の定期監督結果における上限規制違反のうち14.6%を占めている。

 同労働局は、「今年は、新たに上限規制が適用された運送業や建設業による違反もみられるため、昨年を上回る違反件数になる」と話している。

 同法の違反内容で最も多かったのが「労働時間(第32条)」で、2013事業場に上った。次いで、「割増賃金(第37条)」が1693事業場、「労働条件明示(第15条)」が1074事業場となっている。

 同労働局では5年の監督実施分から、上限規制違反と年次有給休暇(第39条)に関する違反がみられた事業場数の公表を開始した。年休関連の違反を指導したのは994事業場だった。

(以上 労働新聞より)

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