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健康起因事故が5年前から倍増 関東運輸局(2024/10/9)

 国土交通省関東運輸局(藤田礼子局長)は、昨年度に関東地域で発生した事業用自動車による交通事故の状況を公表した。運転中に健康状態が悪化したことで、事故を起こしたり運転を中断した「健康起因事故」の件数は168件となり、5年前(87件)から倍増している。

 事故を起こさず、運転の中断をした件数は、そのうち121件だった。死傷者がなく、車両などの損害に留まった物損事故は27件、人身事故は20件となっている。

 業態別にみると、バスが95件で最も多い。トラックは39件、ハイヤー・タクシーは34件だった。

 同運輸局では今後、事故防止に向けて、業態ごとに発生状況を分析し、事例の周知に力を入れる。たとえばタクシーでは他の業態に比べて、健康起因事故だけでなく、出会い頭の衝突事故も多い。対車両との事故のうち2割を占めている。

(以上 労働新聞より)

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