ブログ

高卒就活見直しを 求人票の公開前倒しも 規制改革WG(2024/12/6)

規制改革推進会議のワーキンググループ(WG)は高卒就職システムのあり方を議論し、厚生労働省と文部科学省に対して、求人票の公開時期前倒しも含めた見直しを求めた。高校生が十分な情報が得られないまま就職活動を進めた結果、ミスマッチにつながっていると指摘している。

 現行制度は高校生の就職活動のスケジュールに関して、各都道府県に設置された「高等学校就職問題連絡協議会」の毎年度の申合せにより決定している。同連絡協議会は都道府県労働局や高校、主要経済団体で構成する。企業が求人票を公開できる時期はおおむね7月1日に設定されるケースが多い。求人票を見た高校は、進路指導の一環として職業紹介や指導を行い、最終的には学校が「推薦」した生徒を企業に紹介する。推薦の前には、各高校の判断により「校内選考」が実施されている。

 WGは求人票の公開方法や範囲、公開時期、校内選考のあり方の3点について議論を行った。委員からは「校内選考は企業も生徒も望んではいないという印象を持った。原則禁止にしてはどうか」「一番大事なのは当事者である高校生がその就職に満足しているか。求人票の公開時期についても、高校生が本当にそれで良いと思っているか一度調査する必要があるのではないか」などの意見が出た。

 WGの間下直晃座長は「厚労省と文科省は高卒就職システムのあり方について、高校生の意見も確認したうえで積極的な検討を進めてもらいたい」と両省に制度改善の検討を要請した。

(以上 労働新聞より)

現在、高等学校卒業生への求人が多くなっています。身近な例でも、一人につき3社ほどの求人がありました。昔、中卒は金の卵と呼ばれた時代があったそうです。人材不足の現在は、高卒が金の卵と見られているのでしょうか・・・特に高卒で就職した方に対しては、企業は時間外労働や休日労働は無しにして欲しいです。プライベートの時間をしっかり確保できるようにして、自己研鑽(資格取得や通信制大学等)が出来るようにして欲しいです。遠回りかもしれませんが、きっと企業価値向上へと繋がると思っています。

このページのトップへ