健康支援が評価対象 「えるぼしプラス」創設も 厚労省・女性活躍推進の論点(2024/12/8)
厚生労働省は労働政策審議会の雇用環境・均等分科会で、女性活躍推進に関する論点を示した。優良な取組みを行っている企業を対象とした「えるぼし認定制度」を拡充し、女性の健康支援に積極的に取り組む企業を「えるぼしプラス」(仮称)として認定する仕組みの創設を提案した。
「プラス認定」は、次世代法に基づくくるみん認定制度で運用されている仕組みを参考とする。同制度では、不妊治療と仕事の両立支援の取組みを促進するため、不妊治療に関する認定基準も設定している。従来の「くるみん」や「プラチナくるみん」の基準に加え、不妊治療に関する基準を満たした場合、「くるみんプラス」などとして認定している。
更年期障害や月経前困難症候群など女性特有の健康課題が仕事に影響を与えるケースがあることから、論点では、女性の健康支援に積極的に取り組むインセンティブになるよう、えるぼしへの「プラス認定」の導入を提案した。
企業に対して、女性の健康支援に関する項目を行動計画に記載することを促すため、事業主行動計画策定指針において、新たに「女性の健康課題に関する取組み例」を示すとしている。
(以上 労働新聞より)