若手から改善策提案 職場定着へ事例集 愛知県(2025/3/20)
愛知県は、「若者職場定着アドバイザー派遣事業」を利用した事業者の事例集を作成した。同事業は社会保険労務士などの専門家を中小企業に派遣し、若者の職場定着に向けた助言を行うもの。事例集では、若手従業員が職場の改善内容を提案する仕組みを導入した障害福祉サービス業のNPO法人夢んぼ(愛西市)など全12法人を紹介している。
同法人では、若手従業員が働きやすい職場を自ら作れるよう、30歳以下の従業員を中心とした10人をメンバーとするチームを結成。チームからの提案を踏まえ、利用者の送迎業務を担った従業員に頻度に応じた手当を支給する制度などを取り入れた。
道路工事業の㈱ナルセコーポレーション(安城市)では、若手従業員が成長できる環境を整備するため、スキルマップ表を策定。「施工図を作成できる」など身に着けるべきスキルを明確化している。
(以上 労働新聞より)